火の食堂

縄文がテーマの
炎を使ったレストラン

火の食堂は四季の郷公園の中にあります。
「四季の郷公園」は、もともと大好きな公園のひとつ。
良い場所なのに、利用者が少ないのを残念に思っていました。
特に公園の入り口にあった大きな建物は雨の日の子供の遊び場となり
もう少し違う活用はできないのか、と市役所に相談に行ったら
公園を道の駅にするプロジェクトが進行していると知りました。
プロジェクトも公園の規模も大きいので、仲間とともに合同会社を設立し
プロジェクトに参加することになりました。
関わりはじめて、この場所に前よりも足繁く通うようになると
見えてきたのが「縄文の暮らし」でした。
四季の郷公園のそばには紀の国一の宮の伊太祁曽神社があります。
紀の国の語源は木。縄文遺跡はあちこちで太い木の柱が発掘されています。
ということは、木を祀る=縄文の文化が
ここ和歌山でもあったのではないかと思いました。
僕なりに縄文を表現しようと、空間の真ん中に
山から下ろしてきた倒木ナナミノキを祀りました。
縄文時代、人間は木を燃やし火を使うことで煮炊きを覚え
より人間らしくなっていったそうです。
縄文時代にならって調理にも炎を使おうと思いました。
ごはんはかまどで炊き、パンは大きなレンガの窯に薪をくべて焼いています。
また縄文時代は身近にあるものを食べていたように
なるべく和歌山県産の食材を食べられる食堂にしました。

火の食堂
add:和歌山県和歌山市明王寺479-1
tel : 073-499-4270
open:平日 10:00~17:00
土・日・祝日 9:00~17:00