2022-07-27

唐箕(とうみ)について

美里の金山寺味噌づくりでは、今も昔ながらの唐箕を使って作業を行っています。
先日、味噌作りをした際に写真を撮ったのでご紹介します。

唐箕とは

内蔵する四枚羽の板がハンドルと連動して回転するようになっており、唐箕の上部に配した漏斗(じょうご)から少しずつ穀物を落下させます。そこに横から風を送ることで、藁屑や実のない籾などの軽いものを吹き飛ばし、実の詰まった重い穀粒だけを手前に落とすのが基本的な原理の農具です。

唐箕を使います!

唐箕は、下から豆が出てくるので桶をセットします。その隣には、風で飛ばした豆殻の受け皿用に缶などの受け皿を設置します。こちらには袋に飛び切らない重さの豆と豆殻が入ります。
飛ばした軽い豆殻を受けるために、吐き出し口を袋で覆って紐で縛ります。

準備を整えたら、漏斗に豆を入れて豆と豆殻を分けていきます。
漏斗に豆が入ったら、ハンドルを回して風を送り仕分けを行います。
風を送り続けないといけないので、なかなか体力を使う作業です。

唐箕の作業は、味噌作り工程の1部分ですが、このように多くの作業を手作業で行なっています。
丁寧にお作りした美里の味噌・金山寺味噌を食べてみてくださいね。