2022-07-09

梅干しづくり

梅の漬け作業

美里の加工所にて、みなべの宮本農園さんの梅を漬けました。
毎年、この時期になると梅干しづくりをするのですが、今回は宮本さんに本場の作り方を教わり実践してみました。

🌟 美里の白干し梅は15%の塩分濃度で作ります。
いただいた梅は、約500キロなので75キロの塩を入れます。
工程別にご紹介します。

<梅干し作りの流れ>
梅の塩漬けを作ります:6月中旬〜下旬頃
↓(約1ヶ月程度)
3日間、天日干しをします:7月中旬〜下旬頃の3日間の晴れ間
↓(約3日以上)
完成です!簡単です!

① 塩分の循環システム
梅の塩漬けを作ると梅酢が上がってきて、梅は全部浸かりますが、塩は比重が重いため下の方に溜まってしまいます。
塩分が少ない箇所は、カビの発生にも繋がるので桶の下から空気を入れて桶内の塩分を循環させてあげます。桶の底に4箇所エアーポンプを設置しました。

② 梅を入れる
水洗いをして綺麗にした梅を、虫食いが無いかチェックしながら桶に入れていきます。特に深い穴が空いているものには要注意で、丁寧に見ていきます。

③ 塩とホワイトリカー
「基本は梅を入れては塩を入れる」を繰り返していくのですが、塩はなるべく残しておいて桶の上の方に多く入れます。塩は重たいため下に下がってくるので、上に多く入れておきます。
また、ホワイトリカーも梅の消毒として入れていきます。

④ 重石を乗せる
梅と塩を入れきったら、中蓋をして重石を乗せます。
完熟していると梅酢が直ぐに上がってきます。梅が梅酢に浸れば良いので重石はほぼ要りません。
重石を乗せた後は、塩を循環させるためにエアーポンプを動かします。

以上、梅の塩漬け作業でした。
1ヶ月ほど待って梅を干す作業となります。

美里の梅干し、もう少しで出来上がるのでお待ちください!!!